43 posts categorized "スポーツ"

2007.11.21

日本球界の救世主

 日本のプロ野球は昔ほど人気がないと言われて何年も経つ。確かに地上波の放送は激減しているし(巨人戦すらない),スター選手はみんなメジャーに流出してしまう状況が続いている。
 そんな中,あの男が日本球界に帰ってきた。

多田野”アッー”数人

である。殆どのスポーツ紙や新聞は気を遣って5年前の騒動は書いていないが,産経だけは思いっ切り書いちゃっている。いいのか産経。

ゲイ騒動の多田野「順応できる精神力はついた」

「ルーキーという気持ちではなく、5年間の経験を生かしてすぐに結果を出したい」。日本ハムに1巡目指名された多田野は念願の日本球界復帰を喜んだ。
 立大時代は通算20勝。当時は「松坂世代」の一人として即戦力候補と評価されたが、ドラフト直前に同性愛者向けのビデオに出演していたことが発覚。指名がなかったため、2003年に米球界へ挑戦した。
 04年にインディアンスでメジャー初勝利を挙げたものの、マイナーでの生活が長かった。梨田監督は「米国では苦労も経験した。先発だけでなく中継ぎも期待できる」と右腕に太鼓判を押す。
 「今は何にでも順応できる精神力がついた」。紆余(うよ)曲折を経てたくましさを増した27歳は、日本一の奪回を目指すチームで再出発する。(浅野英介)

 ……まあ,みんな忘れてないしな。梨田も分かっていて指名しているようなので別にいいか。
 それにしても,こんなに「見たい」と思わせる選手は久しぶりだ。見たいよ,多田野。ネットでも「日本ハムファイタアッーズ」とか大盛り上がりのようで何よりである。心配事といえば,札幌ススキノはそういう向きの店が多いことはちょっと有名なのだが,そういう人も今後札幌ドームに通ってくれるようになればいいと思う。ダルビッシュは結婚したから大丈夫ではないか(何が)。とにかく頑張れ多田野。

| | Comments (8) | TrackBack (0)

2007.11.02

パーフェクトとヒロミツとフクシの影と

 昨日中日が53年ぶりの日本一に輝いたわけだが,パーフェクトだった山井を替えた落合の采配で揉めてるらしい。山井がどういう投手だか殆どの人は知らないくせに。山井はマメ潰していたらしいし,替わると言ったんだし,1−0だったし(これが5−0なら落合だって替えないだろう),なぜこれだけ騒ぐのか分からない。そのまま投げ続けて,打たれて負けたかもしれないのに。「たった1敗ならいいだろう」ということかもしれないが,今までどれだけのチームがそのたった1敗に泣いてきたと思っているのか。往年の「加藤哲郎大失言」の例を引くまでもなく,「確実にこのまま勝てる」という時に少しのことで流れが変わってあっという間に持っていかれるなんてことは短期決戦ではよくあることだ。
 
 
 これって監督が落合だから言われてるんじゃないかと,私はちょっと勘ぐっている。原とか故・仰木さんとか星野ならこんなに言われないんじゃないかな。やくみつるだって,横浜大矢がこれやったら言わないだろうよ。風見鶏だから。
 落合は文句なしの名選手で,そして53年ぶりにチームを日本一にさせたような文句なしの名監督である。しかし,昔からなぜか不人気である。まあ,自分の記念館を作ってしまったり,レコード出したりとツッコミどころがあるのは確かだし,やたらと契約更改で金額の話をするというのも,「お金の話をするのはみっともない」と考える人には下品に見えたかもしれない。しかし,落合のお蔭でプロ野球選手の地位は向上したところもある。落合は監督になってからだって,「監督の仕事は選手に良い仕事をしてもらって,お金を稼げるようにプロモートすること」と言いきっていた。毎年のキャンプでは,「レギュラーは決めてない」と必ず言う。球団経営者は面白くないかもしれないし,選手たちもプレッシャーが大きいが,結果は残しているわけだ。
 
 
 しかし,落合には記念館やレコードより大きなツッコミどころがある。そう,

フクシとノブコ

である。落合を見ると,なぜか居ないはずの彼らが見えたりするのは私だけだろうか。あまり落合が活躍すると,彼らがやたらと出てくるのではないかと危惧しているのも私だけだろうか。去年優勝した時はそんなにノブコは前に出てこなかった(試合を時々見に来るくらい)ので,大丈夫だとは思うんだが。
 それはそうと,今フクシはどんな大人になっているのだろうか。「人間をわがまま放題に育てるとロクなことがない」を実践していた男・フクシ。記者の革ジャンを「気に入った」の一言で取ってしまった男・フクシ。もう大学生のはずなんだが。
 落合自身は仕事をちゃんとしていて何よりだが,落合を取り巻く妙な感じというのは家族に原因があるような気がする。

| | Comments (6) | TrackBack (0)

2007.08.03

関西大学は一体どういう指導をしているのか

 この間,フィギュアスケートの織田選手が飲酒運転で逮捕された。エントリのタイトルがこんなのだから説教臭い話でも書くつもりかと思われるかもしれないが,そうではない。記事を読んでいて,何かひっかかるのだ。
 たとえば,日刊スポーツのこの記事である。

織田信成が飲酒運転で涙の謝罪

 フィギュアスケートのホープ、織田信成(20=関大)が27日未明、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで検挙された。大阪市内で関大教授らと飲酒後、大阪・高槻市内をミニバイクで帰宅中に大阪府警高槻署の飲酒検問で摘発された。同日午後に会見した織田は涙を流して謝罪。今日28日のアイスショー(長野)出演は自粛し、当面は自宅で謹慎して日本スケート連盟の処分を待つ。戦国武将・織田信長の17代目の子孫として注目される10年バンクーバー五輪の星が、自らの行為でつまずいた。

 制服姿で会見に現れた織田は、童顔を涙でくしゃくしゃにして謝罪した。「このたびは、支援や応援をしてくださったたくさんの人の…」と切り出したが言葉に詰まり、うつむいて号泣。約20秒の沈黙の後、ハンカチで涙をぬぐい「申し訳ございません」と声を絞り出した。

 本人や関大の説明によると、織田は26日の練習後、関大アイススケート部顧問で学生センター所長を務める奥和義教授(48)と同センター職員2人の計4人で大阪市内のサウナと焼き肉店へ行き、酒を飲みながら競技と学業の両立についてアドバイスを受けた。「お酒は強くなく、ほとんど量は飲めない」という織田だが、生ビールを中ジョッキで2杯、芋焼酎の水割りをグラスで1杯飲んだという。

 一行は午後10時ごろJR大阪駅で解散した。織田は帰宅するために快速電車に乗車したが、降りるはずのJR高槻駅を寝過ごし、南草津駅(滋賀)で引き返し、27日午前0時30分ごろ高槻駅へ到着した。ミニバイクに乗り、約50メートル走ったところで検問を受け、呼気1リットルから基準値0・15ミリグラムを超す0・3ミリグラムのアルコールが検出された。

 高槻市内の自宅へは徒歩で1時間、ミニバイクで10分。「いつもは母に(自家用車で)迎えにきてもらうが、深夜なので(断念した)。自分で酔いがさめたと思った。安易な気持ちで乗ってしまった」。この日は携帯電話を自宅に忘れており、連絡するタイミングも失ったようだ。

 一歩間違えれば事故につながっていた可能性があった。「自分のしたことは犯罪。今でも反省している」。今日28日のアイスショー出演は自粛。今後は自宅謹慎してスケート連盟の処分を待つ。関大文学部教授会による処分の可能性もある。「自分を戒めて練習に励み、償えたらと思う」と何度も頭を下げた。

 なんか変だと思わないだろうか。……私の頭が腐っているのかもしれないけど。
 第3段落の「本人や関大の説明によると、織田は26日の練習後、関大アイススケート部顧問で学生センター所長を務める奥和義教授(48)と同センター職員2人の計4人で大阪市内のサウナと焼き肉店へ行き、酒を飲みながら競技と学業の両立についてアドバイスを受けた。」という文章だ。サウナと焼き肉って。学生指導するのに,サウナと焼き肉っていうのは関西では普通なんだろうか。そんなわけないか。真面目な話なら大学構内でするだろうし,それよりは気楽に,ということであっても,サウナって。ちょっと怪しすぎる。でも織田君だからなあ。高橋だったら萌えるけど(えっ?)。
 とか何とか書きながらも,道義上の問題もあるし,何しろケガが怖い。今後は注意してもらいたいともっともらしく締める。

| | Comments (2) | TrackBack (2)

2007.05.07

「授乳」とメディアにアピールする自意識

[] 思えばヤワラさんは全国区になった時点から,ある意味「勘違い」をし続けてきた。そもそも「ヤワラちゃん」というあだ名も自分でテレビでアピールしてつけたものだ。まだその頃は彼女も子供だったから,マスコミも何も言わなかった。それがいけなかったのかもしれない。

 いや,別に柔道家としての彼女を貶めるつもりはない。気を遣っているわけでもなく,媚びるわけでもないが,柔道の試合中の彼女は,「非常に美しい」。闘う人間だけが持つ純粋で真剣な目をしているからだ。闘っている最中の彼女は無心であり,ある頂点を極めた者だけが持つ雰囲気を持っている。
 しかし,マスコミの前の彼女にはイラッと来ることが正直多い。「これがオリンピックの時のナマ帯なんですけど」とか「前人未到の6連覇」とか自分で言ってしまうところもそうだが,大学に入ったあたりからやたらと「オンナ」をアピールするようになってきた。「前人未到」などの発言については,本当は他人がいうだろう台詞を頭の中で彼女自身がなぞってしまう,つまり,他人から見えている(だろう)自分の像を丁寧にプレゼンしてしまっているのだろう。だから,本当は変なことに気がつかない人も多いかもしれない。気づくか。
 しかしだ。「オンナ」の方はどうだろう? 正直彼女にそれを期待してる人は多くないだろと思う。実は多かったりするのか,胸元が開いたセクシードレス姿とか,濃いめのアイシャドーとかにグッと来る人が。でも,敢えて言っとく,「勘違いだ」と。
 その「勝手なプレゼン」と「オンナ性」の頂点が,あの結婚式であったと思う。たまたま入ったそば屋のテレビで映してやんの。そば屋のおばちゃん,見入ってるし。15分くらい私ら夫婦もその映像を見たが,とてつもない見せ物だった。いや,披露宴なんてもともと見せ物の要素があるけど,ヤワラさん自身の

私の晴れ舞台! みんな,私を見て!! この料理もドレスも私が考えたのよ!

という意識が強く感じられ,15分見ただけでくらくらした。ある意味で谷という男は,前人未到の偉業を達成したといえよう。
 
 
 そして,全日本選手権における「授乳」アピール。別に授乳するなとか,授乳のことを他人に言うなと言ってるわけではない。なぜマスコミにアピールするかが問題である。
 育児することに対して大会主催者の対応が悪いからマスコミにアピールするということもありうるんだが,何しろ,ヤワラさんですよ。全日本選手権で優勝しなくても世界選手権の代表になったヤワラさんだ。そのくらい対応してくれるだろう。ライバルの選手もおそらくニュースは見るだろうが,最大のライバルが「授乳が大変で〜」って言ってたらどんな気持ちになるか。萎えるか怒るかのどちらかだ。でも,その効果を狙ったのでもなさそうだ。
 今まで続いてきた「オンナ」性の発露なんだろうが,母性をアピールして一体何になるのか? 「ホント,授乳って大変でー,私も分かりますぅ。谷選手ってスゴイですねえ!」って反応を期待しているのか? そんな反応来るほど世の中ゆるくないだろう,と思っていたら,mixiの最新日記見てたらそんなのを3つくらい見つけてげんなりした。本当にいるんだ。そういう人達。
 母性をアピールするだけで食べている芸能人は,いまだにたくさんいるし,今後もなくならないだろう。残念ながら。しかし,ヤワラさんが母性をアピールすることにそういう何らかの見返りがあるとも思えない。故・ナンシー関が予言していたように,やっぱり「選挙出る」のか。選挙対策だとしたら,母性アピールの理由は説明つくんだけど。「巨人の選手の奥さん」って肩書きもついたし,万万歳だ。

| | Comments (12) | TrackBack (2)

2007.02.02

偉大な多田野の功績

 先日のニッカンスポーツコムにこんな記事があった。リンク切れるといけないから引用。

ヤクルト若手2人が結婚!

 ヤクルトは23日、川本良平捕手(24)と松井光介投手(28)が結婚したと発表した。

 たったこれだけの1行記事だが,既にはてなブックマークで86人がブックマークしている人気エントリになっている。しかも,ブクマした人達は多分この二人の選手を知っているとは限らない(失礼な)ところがおかしい。
 単に日本語って曖昧で難しいって話だけど,でも前ならこの曖昧文の意味は1つしかなかったはずだ。しかしある時から別の意味が優勢となった。あの多田野の御蔭である。今やWikiにも”アッー!”の項目があるがこれも多田野の功績である。多田野って書いてないけどね。たった1度って言ってるけど複数あるところは置いといて,とりあえず野球はもうオトナのものなので,日本でも多田野を解禁したらどうだろうか。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2007.01.27

NHK大相撲中継にあふれる「相撲愛」

[][] 約2週間前の話になるが,大相撲初場所中日(14日)の中継にデーモン小暮閣下が降臨された。昨年に続いて2度目である。昨年の中継についてはこちらにエントリを書いたが,午後1時から6時までずっと相撲を語り通していた。アナウンサーも,真性相撲ヲタの岩佐アナ,おっさんトークの吉田アナ,解説も錦島親方(角界きってのサブカル王),音羽山親方(元貴ノ浪。今は元気だろうか?)とかなり狙った中継だった。少なくともネットではとても好評だった。
 
 
 実は今年の中継には布石があった。年末に「今年の大相撲を語る」というような番組が放映された。出演していたのは,北の富士勝昭,舞の海秀平,やくみつる,そして閣下であった。なんだこの布陣。とても(ネット)世論を意識している感じがする。この4人で熱く相撲を語っていた。普段はあざといことをいいがちなやくみつるも,このメンバーの中ではとてもまっとうな相撲ファンとしての意見を述べていたりした。この番組では,注目力士として安馬関が出演したが,閣下が優しいんだ。閣下はまだ日本語が上手ではないがファンを思う心にあふれた若い関取を本当に尊敬していた(ちなみに安馬関は,油絵がとても上手)。
 この番組のメッセージは,「個性のある力士や若くて力のある力士も出ているから,まだまだ相撲は面白いのだ」ということと「でも現在の横綱を脅かすような存在をもっと多くしないといけない」ということだったと思う。現在大相撲は「面白くない」といわれている。満員御礼もかつてより減ったし,横綱が強すぎるし,外国人力士ばっかりが出てきているような印象がある。そうなると,大相撲中継の視聴率が下がる。しかし,そう言っている人たちはどれだけ真剣に相撲を見ているのか。相撲を愛しているのか。ちゃんと相撲を見れば相撲の面白さがわかるし,相撲の面白さがわかる人が増えれば,大相撲もあまり適当なことをやっていられないだろう。NHK大相撲班は,相撲協会に「横綱増やせ」と要求することはもちろん出来ない。しかし,「相撲をちゃんと伝える」ことは出来るのだ。
  
 
 大相撲中継の話に戻るが,この日のアナはあの岩佐アナで解説は高砂親方だった。今年の中継を見て驚いたのが「普通」だったことだ。去年のようなちょっと浮ついたところは全く無かった。まあ,幕内の放送ってインタビューだの明日の取り組みの紹介だの番宣だのが入って,アナウンサーが意外と忙しいというせいもあるんだけど,「ちょっと珍しいことをしてみました」感は全く無かったのだ(岩佐アナが時々マニアックな表現はしていたが)。代わりに,とても密度の濃い技の談義や相撲取りの心理の話が繰り広げられていた。高砂はどうだろうと最初思っていたが,閣下が話を向けると意外にもかなり理論的な解説をするのに驚いた。それぞれの力士の得意とする形や,技の駆け引き,勝負のポイントについて,視聴者が知りたいと思っていることを実況でちゃんと伝えていた。見ているこちらも相撲の奥深さを感じ取ることが出来た。今までの相撲中継のように,ある力士が負けた原因について,「自分の相撲がとれなかったから負けたんです」というだけの解説ではもうダメなのだ。それじゃ相撲新参者はついていけない。NHKは中継から相撲を変えようとしているのかもしれないが,もしそうだとしたら私はそれを支持する。紅白はこけているけど,改革は意外と正攻法しかないのかもしれないな。それにしても私はこのエントリで何回「相撲」と書いたのか。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

2007.01.08

石川顕を責めないで

[] ストリークの「門田がホームラン打った時ブーマーと敗タッチして肩を脱臼した」というネタを聞く度に,「中日の彦野だってホームラン打った直後に足の靭帯切って代打出されたけど」と脊髄反射する今日この頃ですが,皆さまいかがお過ごしですか? マスターズリーグの季節がやってきた。2日にマスターズリーグを久しぶりに観に行った。マスターズリーグについては2年くらい前にも記事を書いたが,これは本当に面白い。時期が年末年始で,社会人は忙しくて行きにくいが(プロ野球のオフにしか出来ないからしょうがないんだけど,マスターズリーグを観て喜ぶ年齢層がもっとも忙しい時期),プロ野球好きなら是非観て欲しい。
 最初の年に1回観にいったんだが,その時は実況も淡々としていて,変なパフォーマンスも殆どなくて,とても見やすかったのだが,ここまで定着してくるといろいろといじりたくなる人が出てくるようだ。


 とりあえず。

石川顕はすっこんでろ。

 誰? って言う人もいるかもしれないから解説。TBSラジオのプロ野球実況アナだった人。TBSの野球中継は巨人戦ばっかりだしアナウンサーが妙にうるさいので嫌いなのだが(ニッポン放送の方が好き),この人もとにかくうるさい。試合前だけでなく試合中にも選手をいじりたがる。あの,オッサン達は真剣勝負してるんだから,茶々いれるのやめなよ。あなたが実況しなかった9回表が一番落ち着いて観られたよ。自己顕示欲が強いジジイは始末が悪い。そして,実況聞いて思ったんだけど,意外と阪神の選手知らないよね。例えば,中野佐資ってそんなにマイナー選手じゃないんだけど(超一流とも言わないが)。マスターズリーグ自体が面白いんだから,もうこれ以上いじらないでくれ。欽ちゃんとか野球をいじって自分だけ目立とうと考える人間はもういらないから。


 と,文句たれてみたが,試合自体は本当に面白かった。以下面白かった点を列挙。

・東京の監督は土橋,札幌の監督は土井。さすがの石川も「イチローを見抜けなかった土井監督です」とはつっこまず。マスターズリーグでは監督やコーチが出てもいいので,途中で黒江さんが出てきた。
・国歌独唱はなんとあのガンちゃん。ガンちゃん大熱唱。結構うまいし,その辺の歌手より情感込めて歌ってるし。
・先発は津野と西崎。この時点でツボに入りまくり。更に津野から阿波野へ,西崎から河野(ゲンちゃんね)への継投という,ある年代にはたまらん展開。津野のコントロールがこれほど良かったのははじめて観た。
ショート村岡耕一。大洋ファンのツレはこの時点で体温上がる。相変わらずグラブ捌きが素晴らしい。
・石毛の天才さを痛感する。森西武ってすごく好きだったんですが,石毛が好きだった記憶がなかった。なぜか分かった。本人は認めないだろうけど,天才過ぎるから。三塁線への流し打ち,捕球してそのまま流れるようにセカンドへトスする守備。練習すれば誰でも出来る,わけではないことを知ったのは監督になってからだろうな。
・元西武の安部は相変わらずいい人そうでした。蓬莱もまだまだ元気で良かった。結構声援が多いのが,蓬莱。みんな蓬莱を覚えてる。駒崎とか大塚とか出てるんだよ(涙)
・途中からサード初芝。明らかにサードへの飛球に対して,バックアップに入った村岡になぜか捕らせるという,相変わらずの初芝っぷりを見せつけた。
・大宮に代り途中からキャッチャー市川。相変わらずバットを投げてました。現在は大門と一緒に保険会社の社員。
・途中で増本登板。往年の大洋2軍エース(笑) 現在はマスターズリーグのエース。
・「羽生田」ってなんて読むんだ? と騒いでいるオヤジがいた。あれは「はねはえた」です。
・村田兆治が1回だけ登板。御歳57歳にして最高141キロの球を投げ込んでいた。還暦でも140キロを記録する気だと思う。
・元日ハム広瀬は,ドラフト1位入団で現在だって幹部候補のはずなのに,なぜああなってしまったか。全てはハゲがいけないのか。
・川口のピッチャーライナーの捕球の仕方が相変わらずだった。ノーコンっぷりも。
・元大洋の高橋雅裕が大活躍だったが,この人今何してるのか分からず。すごい茶髪なんだけど。
・駒田は横浜OBで屋敷は巨人OBであることはいいのだろうか? 川口も巨人OB扱いだが。
・そして斎藤明夫ー大矢のバッテリー。監督とかコーチがシーズンでもプレーすればいいんだよ。
・東京ー札幌なのに,純粋な巨人OBが意外と少ない。佐藤洋,石井雅裕,松本(青い稲妻)しかいない。
・どうでもいいが,選手名鑑で栗橋茂をみていまだに動揺するのはどうにかした方がいいと思った。
・どうでもいいが,選手名鑑で今井雄太郎をみていまだにときめくのはどうなんだろうかと思った。
・どうでもいいが,南牟礼豊蔵は現在整体師だそうだ。

| | Comments (6) | TrackBack (0)

2006.11.30

ジャパニーズ・ヲタク・エース

[][] 井川慶のヤンキース移籍が確定したようである。早速ニューヨークタイムズは「値段は松坂の半分。実力も半分?」だの揶揄しているようだが,実力自体は半分ではない。松阪60億に比べたら「実力的に言えば」ずいぶんお買い得ではないか。ここ5年くらいのチーム貢献度や成績から言えば,井川も全く引けをとらない。

 しかしだ。松阪は,過去にはいろいろあったものの結局そのまま結婚しちゃったもんで,今や正統派スター選手になってしまったが,井川はあれほどの成績を上げながら,いまいち正統派になれないでいた。何となく人気がない。理由は,多分,ヲタクだからであろう。
 井川慶伝説をまとめたサイトはここにあるが,日刊スポーツのこの記事の写真からも分かる通り,本物のヲタである。サッカー,アニメ,ゲーム,ラジコン,トレーニングといった,ヲタ度の高い趣味ばかり持っている。他に井川について私が知っているのは,彼はプロレスにも一家言あって,確か数年前のG1グランプリ(新日のタイトルの1つ)の優勝者を西村と予想していたこと。これじゃ子供には受けないかもしれない。

 しかし,私は松阪よりも井川に大きく期待する。日本の誇るヲタ文化をもっと広めるために,井川にアメリカで活躍してもらいたい。井川が分かるようになれば,アメリカ人も本物だ(何の?)。
 サインもアメリカ人に気を遣わず,日本語で通して欲しい。





 と,勿論,縦書き漢字でな。
 そして,ニューヨークでもコナンの紙袋を持ち歩き,日本の新作ゲームは必ずネットで注文し,試合後の記者会見では,ゲームの攻略状況について報告して欲しい。
 ニューヨークのメディアはとても辛辣だそうだ。しかし,残念ながら,井川は野球の記事は全く読まないのだよ。あと,多分,空気も読まない。いくら書いても,

「なんかガイジンが言ってる」

くらいにしか多分思わないのだろう。そういうわけで,頑張れ井川!

| | Comments (0) | TrackBack (1)

2006.10.26

新庄が教えてくれたこと

[][][] 今年のペナントレースは,日本ハムが制した。9月に北海道に行ったが,確かに「盛り上がっているな」という感じはした。JR北海道の広告にダルビッシュが出ていたりと,「地元選手を応援しよう」という雰囲気が強く感じられた。

 本当に新庄な一年だった。

 シーズン始まってすぐの引退宣言から,「新庄劇場」は始まっていた。マスコミや評論家やファンにいろいろ言われながらも,結局ファンもマスコミも新庄を追いかけた。日ハムの記事といったら,中心は新庄だ。ファンの動員も格段に増え,チームに対する注目度も高まった。去年のロッテといい,その前の西武といい,日本一になるチームには,独特の「風」がいつも吹くものだが,今年は新庄が風を呼んだ。金村の舌禍事件も,波乱万丈の新庄劇場を彩る1エピソードとなって,このままうまくいけば「いい話」に落ちそうだ。
 そういえば開幕の相手は楽天だった。楽天の野村監督は,茶髪とかヒゲとかピアスとかが大嫌いで,選手に茶髪を黒く染めさせたりしていた。その楽天を打ち砕いたのは,茶髪の新庄とヒゲの小笠原。痛快だった。


 私は新庄がバカなのか利口なのかずっと分からない。単なるバカでないことは分かっているが,「全て新庄の掌の上」なのかというとそうではない感じもする。「新庄がこうファンに楽しんで欲しいと思っている」という方向でファンが新庄を楽しんでいるわけではないと思うのだが,それも計算のうちなのか,いまだに私は測りかねている。


 しかし,今年1年で新庄が伝えようとしていたことは,「プロ野球が今まで仮定していたファンは,既にフィクションとなりつつある」ことだと私は思う。例えば,あの襟つきユニフォームについて,お偉方から「そんなことでは純粋なプロ野球ファンの少年たちに示しがつかない」というクレームがついたが,新庄にあのユニフォームをやめさせるには,「それカッコ悪い」の一言の方が有効なんじゃないかと思う。
 今,野球に本当に夢中な純粋なプロ野球ファンの少年ってどれだけいるのだろうか? プロ野球のお偉方(王さんでも誰でも)の想定してるファンって,昭和の感じがするのだ。しかし,平成の世の中,プロ野球以外にも人々を楽しませるものは沢山ある。新庄が今年1年で伝えようとしていたことは,「プロ野球も他のエンタテイメントと既に並列であり,だからこそいろいろ努力しないといけない」ということなんじゃないかと私は思う。そのために「お客を楽しませるために,体を張る」という超基本を実践していた。新庄のパフォーマンスがアリなのかどうかは今のところ評価できないが(新庄だからアリなのであって,誰でもアリとは思えないので),新庄の精神はプロ野球に必要なんじゃないかと思う。
 今年「ハンカチ王子」なるスターが生まれたが,彼がなぜあれだけ人気になったのか? 平成の世の中なのに,高校野球球児のフィクションを体現していたからのように思える。あれですぐプロに入れば,「昭和球児」の物語完成なんだが,そうはならなかったのは,本人にとって重くなってきたせいか。


 それはともかく,もはやプロ野球は子供のものじゃない。昭和のオトナのものだ。オトナが見て楽しめるような改革が必要だと思う。とりあえず,四国アイランドリーグに参戦予定の多田野を日本球界に入れてみたらどうだろうか。少なくともなにがしかのハッテンはあると思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.04.10

「ミスター○○(球団名)」という愛称

[] 私が子供の頃は、「ミスターロッテ」とか「ミスタータイガース」とか「ミスター+球団名」が愛称の選手が結構普通にいた。例えば、私の世代ではミスタータイガースといえばやっぱり掛布だ。ミスターロッテは有藤ね。ミスターホエールズは松原誠以外にない。「ミスタージャイアンツ」の「ジャイアンツ」の部分がなくなってそのまま定着してしまったのが、かの長嶋さんだ。「ミスター」だけじゃ本当は意味は分からないのに、「ミスター」の後の空白を勝手にみんなが埋めてくれるような存在だからだろう。
 しかし、最近はあまりそういう愛称を聞かなくなった。念のために調べてみたら、ミスターヤクルトは現在では古田や岩村を指すことがあるらしい。古田はともかく岩村なのか。岩村はいい選手だけど、かつての若松さんほどの域には達していないような。ミスターロッテは、最近はかの初芝清もそう言われていたが、彼にはミスターパリーグという称号を与えたい。今は今江が「ミスターロッテジュニア」らしいが、早く本物のミスターロッテになってほしい。また、立浪が現在のミスタードラゴンズ、田中幸雄がミスターファイターズらしいが、これは納得。なお、ミスターブルーウェーブはなんと藤井康雄! ホークス、ライオンズなどその他の球団は分からず。ミスターホークスは松中じゃないのかな。でも、どれもあまり定着していない感じがする。
 ミスターと呼ばれる選手は大体は野手である。投手だと故・村山実くらいである。野手はほぼ毎回試合に出ているので、やっぱりファンの間に定着しやすいのだろうか。そして、ミスターと呼ばれるために大事なのは、「生え抜き」で「その球団一筋」であること。松原誠のような例外もあるが、大体、プロ入りから選手引退、更にはコーチ就任まで、1つの球団にずっと居続けている。最近は同じ球団に居続ける選手が少ない。ある球団の顔になってきた段階で、メジャーに行ったりFAで他球団に移籍したりする。そのせいで「ミスター」と呼ばれる資格を持っている選手はどうしても少なくなる。
 あと、どの選手ももちろん一流の選手なのだが、印象度の割に成績は「超一流」ではないところが共通しているように見える。松原は2000本打った偉大な打者だけど、首位打者のタイトルは取れなかった。王が同時期にいたために、ベストナインも結構逃している。初芝なんて、本当に成績だけ見たらB級である(笑) 毎年毎年タイトル争いに絡む選手というより、普段は地道に、そして目立つところでいい仕事をする、というのが「ミスター」なのだ。その意味でミスタータイガースは桧山がいいと思うんだけど(笑)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2006.03.21

祝・日本チームがWBC世界一〜WBCを振り返る〜

[] WBCが日本の優勝で終わった。WBCについては、「野球世界一を決める」という大会の割には、松井や井口が出場辞退したり、アメリカチームに限らずベストメンバーをどこまで各チーム揃えているのか疑問があったり(勿論シーズン直前だからというのもあるけど、ドーピング検査があるせいですかね?)いまいち盛り上がらない要素もあったが、なんとか終わった。私自身も「こんな時期に大会やっても……」とか「ロッテはシーズンで潰れるんじゃね?」とかいろいろ思うところはあったが、イチローのテンションの高さに目が離せなくなり準決勝・決勝は見てしまった。大会運営については思うところはいろいろあるが、日本チームの個々の選手のプレーはホントに素晴らしかった。


 この大会を見て改めて痛感したのは、「野球は世界的にはあまりメジャーじゃない」ことである。サッカーと比べてみるとそのメジャーでなさ(マイナーとまでは言い切れないが)が際立つ。アメリカ戦の審判をアメリカ人が務めるなんてとても国際大会とは思えない。まあ、この大会で目立ったのは「アメリカのマヌケさ」もあるんだけど。特にボブ・デービットソン審判は、日本人とメキシコ人は10年は名前を忘れないだろう。彼は阿部四郎(注:昔、全女でダンプ松本らの「極悪同盟」と組んでいた悪役名レフェリー)なのだろうか。 アメリカチームは、もしかしてこの大会を盛り上げるためにヒール役を演じたのか? いいところで負けるあたりもヒールっぽい。そうだとしたら、なかなかのエンターテイメントである。多分違うけど。
 そして、日本の選手のプレーは素晴らしかったが(特に松阪、上原)、監督の采配のせいであんなに苦戦したと思えてならない。なぜソフトバンクは2年連続プレーオフで敗れたか、何となくその理由がわかった気がする。レギュラーシーズンは長期戦なので、チームの地力で何とかなるが、短期決戦では1つ1つのプレーや采配が勝負の流れを決定してしまうことがある。まあ、世界の王監督なので何も言いますまい。長嶋さんも達成出来なかった、「世界一の監督」になったわけだし。
 とにかく日本チームおめでとう!! 「日本に勝ち越したウリ達がホントの世界一ニダ!!」とおそらく誰か言い出すだろうが、まあ気にするな(笑) 兵役免除されたんだから、そちらの方がめでたいよ(笑) 来年もこの大会があるのかどうかわからんけど、とりあえず、シーズン前はやめた方がいいと思う。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2006.03.06

巨人の新キャラクターとクリップアート

 巨人のキャラクターが今まで使用されていたジャビットから↓のように変わった。


img63905


何これ?


 現在、このキャラクターの名前を大募集中らしいが、このアメコミ風の絵と来たら名前をつけにくいことこの上ない。いや、アメコミというよりMicrosoft Officeに入っているクリップアートみたいな絵である。ちなみにクリップアートの例は↓の通り。一体どういう場合に使えばいいのか分からない絵だ。会議の機密書類にこんな絵が入ってたら怒る人も出てくるだろう。「PowerPointでプレゼンテーション」という場合にも困る絵柄である。わざわざ私が使いにくいのを挙げているわけではなく、ほとんとのクリップアートはなぜか使いにくく出来ている。

j0289947

 ということで、クリップアートの存在は、Officeユーザも無視している、というよりそもそも殆どの人が覚えていない。巨人の新キャラクターもクリップアートのような運命を辿らないことを強く願う。ま、どんな名前がつこうとも、私は「クリップアート」と呼ぶだろうけど(ひどい)。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2006.02.11

藤田さんも逝ってしまった

 藤田元司さんが9日に亡くなられた。正力賞の選考にも顔を出されていたので、このニュースには衝撃を受けている。私は巨人ファンではないが、名監督だったと心から思う。長嶋、王に挟まれたせいもあって、理不尽な苦労をされていたように見えた。監督としての実績は、長嶋、王に全く引けを取らないどころか、上なのに。
 長嶋時代のように大々的な補強を何度もした、ということもない(白幡を呼んでくるとか一部よく分からないこともやってるが(笑))。巨人に元々いる選手をうまく起用していた印象が強い。また、奇をてらった采配も多くない。投手は基本的に先発完投型が柱であった。そのせいか、いまだに巨人は中継ぎや抑えが弱いのだが……。「情の采配」と言われたが、情に流されるというわけではなかった。才能のある全員の選手にチャンスを与え続けることを徹底しただけである。

 長嶋狂を自認する詩人・ねじめ正一氏は著書「ご近所パラダイス」の中で、「藤田監督の老人でも若者でもない中途半端な印象が現役時代の地味さに輪をかけて、監督を目立たなくさせている。その「目だたなさ」に藤田監督のプライドを感じる」と書いている。やや長嶋フィルタが入った文章だが、確かに長嶋さんと比べると、「選手側に立っている」感じが強い監督であった。

 (前略)オレは天才じゃない。だから、天才じゃない人間の哀しみをよく知っている。その哀しみを救うのは公平さだ。一人が飛び抜けて目立つ野球より、五人にほどほどに見せ場をつくってやる公平な野球だ、と藤田監督が考えたかどうかは知らないが、とにかく藤田巨人はずば抜けたスターなしで優勝を勝ち取った。

 斎藤も原もいたんだけど、確かに王・長嶋に比べたら「スター」ではない。しかし、私自身はもうON時代を知らないので、いい時代の巨人というと藤田巨人の「ああいう感じ」なのだ。よくわかんない混成軍の今の巨人に比べたら数段良い。原監督なら、成績はともかくも、「ああいう感じ」を作れると思う。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2006.01.15

大相撲に悪魔降臨

 プロ野球、プロレス、大相撲、と昭和なスポーツしか愛好していない「日々カタログ。」です。サッカーとかようわかりません。


 ところで今日の大相撲中継をご覧になりましたか? 今日のゲストは、なんと、


デーモン小暮閣下


でした。芸能界きっての相撲通として知られる閣下が国技館に来臨ということで、ここ数日某掲示板では状態でした。実況スレも11まで伸びてるし。ゲストって普通幕内の相撲しか見ないものですが、相撲を愛好する閣下は午後1時開始のBS中継から出演されていました。午後1時って。下位の取り組みなので、はっきりいって出ている力士の関係者かマニアしか観ていない時間帯です。ガラガラの国技館で向正面で閣下は解説されておりました(↓某掲示板にて拾った画像)。


合成ではありません。本当です。


1137299532864なんでしょう、この本当に嬉しそうな顔は。まるで親方のように若い力士を見守っています。当然ながら周りの客が笑ってます。そりゃそうだよね。我が家にはBSが入ってないので実況板をみていたのですが、取り組みの合間(取り組み中は相撲をじっとご覧になっている)に熱く相撲を語っていたようです。ちなみに、この時間帯の解説は敷島(笑) 相撲界きってのサブカル王として有名な親方です。実況は相撲中継がやりたくてNHKに入ったという岩佐アナ。当然閣下とオタク話で盛り上がっていたようです。
 3時15分から総合でも中継が始まりました。ここから我が家でも観賞開始。……3時間も、しかもこんなに真剣に相撲見たのすごく久しぶりだわ(笑) 子供の時以来ではないかと。この時には取り組みは十両に入っていて、さすがにあんな格好の人が向正面に座っているのはまずいので(笑)放送席に移っていました。この時点の解説は田子ノ浦親方(元久島海)、実況は吉田アナ(北の富士との掛け合いが絶妙なのに定評アリ)です。正直言って、十両の若手力士はよく知りません(笑) 玉春日とか栃乃洋とかはこんな番付でいいのだろうか? 更に幕内の解説は音羽山(元貴ノ浪)と、狙った感じの解説陣です。閣下のお約束(年齢は「10万42歳」とか「世を忍ぶ仮の姿」とか)につきあえる解説+アナを揃えてきた模様です。貴ノ浪は現役時代はコメント王としてならした人ですが(笑)しゃべるの本当にうまいね。技の解説も的確でしかも目のつけ所が面白いし、力士の心理状態についても詳しく説明していました。閣下相手に大サービスか。単なる偶然だと思うけど、勝負審判に

湊川親方(元大徹)

が入ったのもヨカタ。閣下といえば大徹、大徹といえば閣下だから。場内も妙に盛り上がっていたように思えます。
 5時間も相撲を観て語るてのはよっぽど好きじゃないと無理です。やくみつるほどマニアックな視点ではなく、あくまで大局的にスポーツ、伝統文化、格闘技の複合体としての相撲を知性的にかつ熱く語っておられました。横審は早く閣下を委員にして欲しいものです。

 最近相撲は不人気です。日本人で強い力士がいないというのも大きな原因ですが、個性的な解説者がいないというのもあると思います。前は緒方昇さん(語尾にインパクトがある話し方で有名)、出羽錦忠男さん(ひねりのない俳句を詠むので有名)といった強力なキャラの解説者がいましたが、残念ながらお二方とも亡くなってしまいました。尾車親方もいいですが、勝負審判部に入ってからは解説の回数が減っています。今や北の富士勝昭&舞の海秀平のゴールデンコンビくらいしか面白い解説者がいません。的確でかつ興味深い解説というのは、相撲の面白さを視聴者に伝える大事な役割を持っているはずです。ぜひ今後もNHKさんには定期的に閣下の解説をお願いしたいところです。今や相撲の奥深さをファンの目から伝えることができるのは閣下しかいませんから。

| | Comments (8) | TrackBack (0)

2006.01.10

新日本プロレスはもうダメかもわからんね

 私が勝手に認定した「2006年の2大ダメなもの」の一つは新日本プロレスである。ちなみにもう一つは、21世紀歌舞伎組であるが。1月4日の超深夜(日付は5日に代っているが)放映されたドーム大会(「闘強導夢」(笑))をうっかり見てしまった。最後は辛くて寝たけど。

 もう新日はダメかもわからんね。

 全体的雰囲気としては、80年代のプロレスである。外国人レスラーの参戦、国際はぐれ軍団のような強力な外敵、内部抗争の全てが揃っている。ただし、


猪木はもういない。


 これだけでいかに現在の新日がしょっぱいかが分かろう。


 ↓以下だいたひかる風に。


 どうでもいいですよ     前田の後継者が村上と柴田


 どうでもいいですよ     吉江と曙のタッグ


 どうでもいいですよ     永田が藤波に似てきている

 
 どうでもいいですよ     長州と藤波の抗争


 ホント、最後は特にどうでもいい。


 最近はお祖母さんが「カール・ルイスは在日」発言をしたことで有名な前田日明大先生であるが(笑)、あなたの後継者が村上と柴田で本当にいいのですか? あなたには確かに殺気がみなぎっていた。プロレスと呼べないような試合もしていた。けれどこんな小チンピラではなかったはずです。この2人からは新しいものが生み出せる予感が全く感じられません。2人とももともと嫌いなので余計。新日にちょっと喧嘩売って終わり、くらいのレスラーです。セコンドの星野、藤原はナイスな選択ですけど。そっちの方が強そうだ。すみません、前田は好きだったもので。
 良かったのは……大谷と金本の試合かなあ。あちち大谷はヘビーだから勝って当たり前だけど意地は感じた。ドーム大会は今回で一段落だそうだが、それも当然だろう。こんなことをやっていたらダメになると思う。とりあえず中邑と棚橋はがんがれ。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2005.12.17

「10.19」からの17年の年月は物事を変えてしまった

 近鉄・オリックスの監督を務めた仰木さんが亡くなった。今年、オリックスの監督を務めた仰木さんをみて、老けたなと思ったのだが、まさかそれが病気のせいとは知らなかった。
 仰木さんというと、故ナンシー関曰く「オヤジが憧れるオヤジ」の典型だった。小宮悦子が大好きで始球式をさせたりとか、選手時代は酒で選手生命を縮めてしまったりとか、普段のファッションとか、今流行りの「チョイ不良オヤジ」の先駆けだった。勿論、監督としても型破りだった。イチローの才能を的確に見抜き抜擢したのは、新井コーチと仰木監督であった。イチローを潰そうとした土井正三は、もう誰からも信用されていない。野茂をあれほどにしたのも仰木さんだった。野茂は、監督が草魂・鈴木になったらメジャーに行ってしまった。仰木さんは日本人が大好きな、チョイ不良、だけど情には厚いよ、というオヤジだった。


 「仰木監督」といえば、あの「10.19」である。あの10.19の場面にいた選手達も、そして球団も、長い年月の中で大きく変わってしまった。あの試合の舞台となった川崎球場も既にない。あの後、ロッテはオリオンズからマリーンズとなり、フランチャイズは千葉になってしまった。「近鉄」という球団も去年なくなってしまった。
 あの日のロッテの先発投手だった小川博は、引退後球団に残っていたが、借金苦の挙句、産廃業者に就職した。そして、ご存知の通り、昨年強盗殺人を犯した。あの日ホームランを打った鈴木貴久も、今年の5月に40歳で亡くなってしまった。その他の選手達、例えば阿波野、梨田、淡口、高沢、園川も、既に現役ではない。
 仰木監督もあの舞台の中の重要な人物だった。しかし不思議なことに、強く思い出されるのは選手達の姿だ。落胆する阿波野、こういう時に神通力を発揮する園川、しぶとい淡口。仰木監督はその偉大な脇役だった。最後まで、選手のための脇役だった仰木監督、本当にありがとうございました。

| | Comments (5) | TrackBack (1)

2005.11.04

元彌ちゃん、見事な勝利

 11月3日は文化の日です。文化の日に能楽堂でなくハッスルに出ている元彌ちゃんですが、見事、脚本通り大勝利を収めました。

 文化の日なのでN響に行ってたので試合は観てないのですが、報道を見る限り、

ヒロコ、GJ!!

なのは間違いありません。ケンゾーよりもずっとイイ! ケンゾーはアメリカで少しは成長したかもしれないが、相変わらずしょっぱいな。しかしあれほどしょっぱかった佐々木健介も今や家族のお蔭で大ブレイクしているので、ケンゾーもヒロコに従って頑張れ。以下はスポーツナビからの引用。

 和泉元彌は母・節子さんが率いる「セッチー鬼瓦軍団」による露払いの後、ヘリコプターに乗って悠然と空中から登場。健想の張り手、ニードロップといった強烈な技を受けながらもカウント2で返し、AKIRAらのアシストを受けてニードロップでお返し。浩子夫人がパウダー攻撃で反撃を試みるもパウダーが健想に直撃し、視界を奪われた健想は浩子夫人にラリアットを誤爆。そのスキに和泉がコーナートップから健想に飛びついて”空中元彌チョップ”を炸裂させ、3カウントを奪った。
 和泉は「今日勝てたのはみなさんのおかげ」と謙遜したが、節子さんは「今日は100点。非常によくできました」とベタ誉め。だが、今後のプロレス継続については「裸の勝負なら30秒もたない」と”セッチーストップ”がかかり、元彌も「今後はいろんな場所、ステージで戦っていきたい。プロレスも選択肢としてないわけではない」と、明確な意思表示は避けた。

 衣装ですが、青のピカピカの傾奇者みたいな衣装です。これ狂言、なのか?(笑) 「唐人相撲」で出てきそうな衣装ではあるが。でもってオープニングですが、この筋書きを考えたハッスルブレーンとこの演出を飲んだ和泉母子(特に節子)は結構偉い。あのドタキャン劇の再演です「なんだよ! ダブルブッキングかよ!」とキレるケンゾーに対し、「ダブルブッキングなんてしたことはありません!」と切り返すセッチー。その中をヘリコプターで悠然と現れる元彌ちゃん。そう、3年前のあの騒動を完全に自分でギャグにしてしまっているのです。あのドタキャン劇によるイメージダウンを今になって挽回するとすれば、謝るよりもギャグにした方が有効なことがあるというのを分かっているのですね(ソウケケが考えたのではなさそうだけど)。
 フツーに試合しても勝てないので、セコンド入り乱れての戦いとなってヒロコの見事な演技に終わるのですが。今後は、「こんな夫よりもソウケの方がいいわ!」とか言い出し、羽野晶紀と下着マッチとかあるのでしょうかね。一方、今回一番可哀想だったのはAKIRA。新日をクビになって、セッチーにいろいろ言われたり元彌ちゃんのお守りさせられたりするなんて。

 メーンは、HGがいいとこ持っていったみたい。学生プロレス出身なので、客が沸く技の見せ方は知ってるしね。というか、実はレイザーラモンって、なんばグランド花月の「新喜劇」で観たことがあるのです。彼らは途中で喧嘩になって技の掛け合いを始めるという「お約束」を持っているのです。釣り天井とかヒップアタック(越中詩郎かよ!)とかそういう昭和プロレスな技をさんざんやった挙句、浅香姐さんにも釣り天井をかけたりするんですけど。今回のハッスルデビューは本当に嬉しかったんじゃないかな。よかったね。あとは、デビルとかジャガーとか往年の全女かという展開はちょっと嬉し。このまま行くと、次はダンプ、だよなあ。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

2005.11.02

元彌ちゃんをこれからも(生)暖かく見守るためには

 明日、とうとうハッスルの試合です。実際の試合の勝ち負けはどうでもいいです。おそらく、予想通り大量の黒子が用意されていることでしょう。鬼瓦軍団に小姑ズがいるのかどうか、劇団新感線つながりで古田新太が混じってないか、元彌ちゃんがどんな装束で登場なのか、どうせハッスル軍は勝つんだろうけど、HGが高田総統に洗脳されるという展開はありはしないか(ゲイだから)とかそういうことには関心はありますが。

 この一連の騒動で再び世間の注目を集めることとなった和泉家ですが、どうやったら彼らの狂言を観られるのでしょうか? 3年前の騒動で、彼らは能楽協会を退会処分となりました(除名にするともう戻れなくなってしまうので、温情をかけたらしいです。でも実質除名)。能楽協会に属していない能楽師は、能楽堂の通常公演や公文協の公演(よく能楽や歌舞伎が方々の学校とか公民館を回ってくるじゃないですか)には一切出られません。退会処分される前の段階で既に、能楽堂の仕事は殆ど来なかったみたいですし、公文協は何度もキャンセルされて怒っていたのですが、一応かなりのダメージです。和泉家の会は何故か「三越劇場」で行われてましたけど(しかもセッチーのトークショー付き)。となると、「能の自主公演の間狂言に呼ばれる」か「自分で能楽堂(か別の会場)を借り切って公演を行う」か「誰かに呼んでもらう」しかないのです。まず「アイについて」ですが、退会処分される直前はアイはよく断っていたようです。出来ないから「忙しい」という理由です。次に「自主公演」についてですが、私がよく分からなかったのは「能楽堂はお金さえ払えば誰にでも会場を貸すのか」ということでした。例えば能楽師の自主公演、あるいは素人の自演会では能楽堂を借り切ります。しかし自主公演ができるくらいの能楽師は能楽協会に普通は所属してますし、素人の自演会では必ず能楽師の師匠がいます。しかし、インディーズ狂言師達に能楽堂は会場を貸してくれるのか?
 実は、和泉家は今年国立能楽堂で自主公演を行ったみたいです。貸してくれるみたい。ただ、国立って、借りるのは結構高いはずです(会場も結構大きいし)。それでも借りたんだね。あと、セルリアンタワー能楽堂なるものが最近渋谷に出来たらしく、そこで自主公演をしているらしいです。相変わらず3姉弟しか出てないらしいけど。
 そして、最後の「誰かに呼んでもらう」ですが……。例えば私が公務員で住民の皆さんのために狂言師を呼ぼうとしたら、あるいは企業のイベント企画部で誰か狂言師を呼ぼうとしたら。少なくとも、

ドタキャンしそうな人は呼べないっすよ〜。

 芸が云々というより、来るか来ないか当てにならない人は呼べないよ。ということで、もし地元に和泉家が来たら、(生)暖かく皆さん見守って下さい。別に見ろという訳ではなくて。でも、ソウケケ、最近21世宗家が誕生して生活が大変そうだよ。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2005.10.31

全てのことは「間が読めない」につながっている

 コミヤマさんもエキサイトしている和泉元彌問題だが、今回はかなり真面目に和泉家の芸風について考える。おそらくそこに和泉家全体の現在の問題が凝縮されていると考えられるので。

 さんざん言われていることだが、和泉元彌の父である故・元秀は、先代三宅藤九郎の長男として生まれたが、先代宗家である山脇元康の養子に入ることによって和泉流19世宗家を継承した。「血は水よりも濃い」と主張していた宗家の養子である元秀は、弟の三宅右近を協会から追い出そうとしたり、父三宅藤九郎を監禁して次女の祥子に藤九郎を継がせることを了承させたりした

らしい(笑)。

 この辺りは結構有名な伝聞。真偽は分からない。が、三宅右近と不和なのは本当。

みなさん、三宅右近さんの舞台は素晴らしいので見て下さい。

 不遇だった時代に、ろう者のために手話狂言を始めたりしていた右近さん。今もその手話狂言は続いている。苦労の甲斐あって、人格者である。息子さん達も順調に成長なさっているようである。それにしてもなぜ長女の淳子ちゃんでなく次女の祥子に藤九郎を継がせたのか? 祥子の方がパンチが効いているからか?(笑)


 故・元秀の最大のセールスポイントは、狂言の現行曲254番全部を演じたことである。一瞬