2008年の日々カタログ。
今年最後のエントリです。カウンタでは471000アクセスを超えました。去年の大晦日の時点では363000アクセスでしたので,1年で10万超えたようです。更新が停滞した時もありましたが,どうにかこうにか続けることが出来ました。皆様のおかげです。どうもありがとうございました。
<どこ行く宗家>
今年を振り返ってみると,このブログの流れを決定的に変えたのは,宗家「直面」問題に言及するというエントリだったように思います。宗家の「直面」の説明がおかしくね? ちなみに堺市のショーでは「じかめん」って言ってたらしいよ(能楽では「ひためん」と読む),というエントリです(詳しくは当該エントリを参照)。
まず,このエントリ以降,このブログが「宗家の敵」と見做されるようになってきたように感じられます。まあ,しょうがないんですけどね。だって,これ,「能楽師」なら間違えちゃいけない事項だもの。歌舞伎俳優が「丸本」の意味が分からないとか,落語家が「上下」の区別がつかないとか,あり得ないでしょ? そのくらいのあり得ない話。更に「間」が悪いことに,宝生流の重鎮近藤乾之助師が直面で「鷺」を上演とか,フェスティバル狂言で,直面で「菓争」を上演というニュースもあったし。
更に,このエントリから,普通の(笑)能楽についての話も格段に増えました。今まで漠然と見ていて,分からなかったこと,気が付かなかったことに目が行くようになったというか。今後も精進していきます。
なお,宗家には次の言葉を送ります。
「どうもおぼっちゃん育ちが身にしみこみすぎる。」
……どうしてこんなにファーストガンダムが似合うのか。
<今年のベストコンサート>
今年は読響ばっかり行ってました。印象に残ったコンサートは,以下の3つ。
・R・シュトラウス「英雄の生涯」(2月・ホーネック指揮)
・ブルックナー交響曲第5番(4月・スクロヴァチェフスキ指揮)
・チャイコフスキー交響曲第6番(4月・スクロヴァチェフスキ指揮)
あと,ウィーンフォルクスオパーの「こうもり」でコロとコワルスキーを聴けたので良し。
そう言えば,この間ジャン・フルネが亡くなりましたね。最後の都響に行けて良かったです。
<今年のベスト高座>
ベストは,さん喬師の「たちきり」にしておきます。「柳田格之進」も「品川心中」も「芝浜」も良かったけど,ってどんだけさん喬loveなんだよ!
あと,印象に残ったのは,以下の通り。
・左龍 「淀五郎」 (この人の芝居物が好き)
・文左衛門 「らくだ」 (この時の燃えるかんかんのうが収められたDVDは購入しました)
・遊雀 「宿屋の仇討ち」 (もっと観たいよう)
・小朝 「中村仲蔵」 (お願いだから,寄席にもっと出て欲しい)
・権太楼 「疝気の虫」 (あの「助けて下さい」を生で観られて本当に嬉しかった(笑))
・小三治 「小言幸兵衛」「初天神」 ("cool"という言葉はこの人のためにある)
結構あるなあ。あ,他のがダメだったってことじゃないですよ。
<来年の展望>
・もっと狂言を観ようと思った。特に善竹家。というか隆司さん……。あ,とみいも。
・雲助師をもっと聞きたいなあ。でも,鈴本の興行の時期はなぜか私は忙しいので困る。
・歌舞伎から遠ざかりつつあるので,少しは戻ろうと思う。来年こそは片岡ススヌ君を拝みたい。
・というか,もっと仕事しろ>私。
ということで,皆様,よいお年をお迎え下さい。来年もどうぞよろしくお願いいたします。




Comments
モトヤンはハッスルの裏でクイズ番組に
出てました。なんか長いうやむやのうちに
、今もウヤムヤなんだけど隙間タレントに落ち着いた
ようではありますね。
Posted by: 砂野 | 2008.12.31 at 11:59 PM
あけおめ。今年の歌舞伎見物は松竹座からなので、いきなりススム君を見ます。出番も定番の昼イチじゃないし。
Posted by: | 2009.01.01 at 09:36 AM
明けましておめでとうございます。
昨年末にテレビで、小米朝やら南光やら文枝やら、おまけに1/4世紀前の米朝までみたら、落語って面白い!って感じましたので、今年は寄席に行きたいな〜なんて、ちらりと思ってます。でも上方にはめったに行けないので、「お江戸の落語」を近所のにぎわい座から…どうかな…
今年もよろしくお願いいたします。
Posted by: 満月 | 2009.01.01 at 02:39 PM
皆様,明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
>砂野さん
それは「Qさま」ですね。ダウンタウンみてたのでそっちはみられませんでしたが。最近は,セッチーと組まなくてもピンでいけるようになったんですね。ただ,この不況で「隙間芸能人」とか「雛壇芸能人」って大丈夫なんですかね? 今年も目が離せないモトヤン。
>名無しさん
ってその内容は南郷さんですよね? 一応松嶋屋の御曹司ですし,意外と生暖かく応援している方も多いかもしれませんよ。生暖かく,だけど。
東京の歌舞伎座だと,なぜか朝一と夜最後がウメタマさんが多いですが,おそらくススヌ君とは意味が違うと思います。
>満月さん
今年もよろしくお願いいたします。
それは,大晦日の教育テレビですね。「にぎわい座」はいいですよ。実は行ったことないですけど(うちからだと遠くて……),玉置宏が席亭で結構凝った番組を組んできます。上方落語はどれくらいあるか分かりませんが,志の輔の独演会も定期的にあります。すぐにチケットがなくなりますけどね。機会があればぜひぜひ。
Posted by: コバヤシ | 2009.01.01 at 05:41 PM
明けましておめでとうございます。
昨日が仕事始めでしたが、いきなりチョンボしました(泣)
でも、よくよく考えてみれば、正月早々の仕事がうまく行かなかった年は、却って良い事が多いんですね。
今年も良い年であることを祈念します。
本年もどうぞよろしくお願いします。
Posted by: エヌエル | 2009.01.04 at 10:47 PM
>エヌエルさん
仕事始めお疲れさまです。もう3日から能楽堂は開いているのですね。新春だから「翁」も上演されたのでしょうか。
最初の仕事で少し失敗した方が,その後気持ちを引き締めるからいいのかもしれませんね。エヌエルさんにとりまして,実りある一年になりますようお祈りいたします。いつか舞台でお目にかかる日を楽しみにしています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
Posted by: コバヤシ | 2009.01.05 at 12:34 AM
コバヤシ様
神社の奉納です。末広かりの太郎冠者なんて手馴れているはずなんですけどね。
今は奉納狂言でも、見所というか観客を正面にするお家が多いようですが、ウチの家は頑なに本殿を正面にしています(奉納なんだから神様に向かって演ずる)。ですから、観客には背を向けることになります。
正直言って、未だに慣れていません。まあこれも言い訳には出来ないのですが。
寒さのせいにしたいところですが、元旦未明に篠山の春日神社で翁を奉納するのに比べればはるかに好条件です。
やはり未熟さに尽きるようです。
Posted by: エヌエル | 2009.01.06 at 12:05 AM
>エヌエルさん
神社の奉納! やはりお正月には恒例なのでしょうか。観客を背にして演じるのは,普段と感覚が違ってやり難そうですね。奉納狂言は年に何度も行われるものではありませんし。
あと,元旦未明の「篠山春日神社」は死ぬほど寒そうです。座っている間に凍死しそう。そんな仕事もあるんですね。
しかし,そのお仕事は,「今年も油断せず励め」という神様が与えた試練かもしれませんよ。その意味では,小さな失敗も悪くないのかもしれませんよ。
Posted by: コバヤシ | 2009.01.06 at 10:00 AM