« June 2007 | Main | August 2007 »

2007.07.25

重要無形文化財問題

[] 久しぶりの和泉宗家エントリである。どうでもいいが,昨日投稿しようとしたら,ココログがメンテに入ってしまい,いったん記事が飛んでしまった。そんなことはいいか。和泉宗家の国立能楽堂公演まであと3日。きっとソウケケは追い込みに入っているだろう。子供は一生懸命だろう。私は観に行けないが,客の入りはどうなんだろう?
 
 さて,以前より子分3号氏がコメント欄で問題としていることについて今回は書いてみる。wikipediaにおける和泉元彌の項目及び三宅藤九郎による家族紹介において,故・和泉元秀師が「重要無形文化財」あるいは「重要無形文化財保持者」とされていることである。おそらくwikipediaの方は藤九郎ページの記述を元に書かれたのだと思われる。
 重要無形文化財には2種類あって,団体で認定されているものと個人で認定されているものがある。個人認定の場合は,いわゆる「人間国宝」である。狂言はもちろん重要無形文化財であり,元秀師は確かに「総合認定」はされていた。人間国宝ではなかった(別に元秀師の芸に問題があったというわけではなく,単に57歳という若さで亡くなったから)。しかし,このような場合は大体はあえて書かないことが多いし,書くとしても「総合」と入れるべきだと思う。しかし,和泉宗家は「重要無形文化財保持者」と書いている。このままじゃ元彌ちゃんは一生認定されない称号を立派なお父様は持っていたのよ,ということかもしれないが,わざと紛らわしい書き方をしているのかもしれない。彼らの今までの言動を考えれば,そういうこともありうる。
 
 
 そして,現に,勘違いした人もいたようだ。たとえば,一部で話題になっていたあえて和泉元彌を弁護するというページだ。2002年の騒動時に書かれた文章のようだ。このページというかサイト自体はもう5年近く前から更新が止まっていて,書いた本人も自分の文章を忘れているかもしれないし,「あえて」と書いているくらいなので無理が多いのは本人も承知しているだろう。だからあまりつっこむのはやめておく。このサイト全体を見ての推測だが,どうもこの人は和泉元彌が好きで擁護したいのではなく,単にマスコミ批判の材料として取り上げていたようだ。
 無理が多い文章だが,正しいことも書いている。「この一族は兄弟の揉め事が多い」。全くその通りである(笑) 野村,和泉ともに親族同士の争いが多すぎる。和泉3姉弟は今のところ円満のようだが,これは逆境のせいかもしれない。「宗家の芸が立派であることは,別に求められていない」というのも本当。でも,当時の職分会は「元彌の芸がダメだから宗家に相応しくない」といった批判をしていたわけではなかったと思う。「まだ宗家として若いから,こういう場合は後見人をつけたらどうでしょうか?」と言ったら,「うちの元彌ちゃんの芸はもう立派ザマス! 弟子が口出しするんじゃないザマス!」となったんじゃなかったか。「継承制度が完全に実力だけになったら,伝統芸能は終わり」というのもある程度そうだろう。しかし,伝統芸能は,実子の実力があまりにもといった場合,有望な弟子を「養子」にして後を継がせるという裏技を持っている。
 このページの主張は,「”人間国宝”である元秀師が存命中は野村一族は口を出せなかったが,元秀師が亡くなったので,宗家の乗っ取りをたくらんだ」というものである。宗家乗っ取りという妄想仮説の妥当性はともかく,なぜ「人間国宝」という勘違いをしたのだろう? 宗家だから人間国宝に決まっていると思い込んだのか? でも,そうだとすると「宗家の芸が立派でなくても構わない」というところと矛盾しないか?
 

 実はこの元ネタらしきものを発見した。イカす元彌という2000年から2002年までの騒動をまとめたページを見ていたら,一番最後に,和泉元彌のインタビュー記事が転載されていた。新聞名は書かれていないが,おそらく日刊スポーツではないか。日刊スポーツでは日曜に有名人のインタビュー記事を連載していた。「和泉元彌身長問題」の証拠として引用されているのだが,もっと大きな問題を発見した。
 このインタビュー記事の最初から2段落目の「父の背中」の冒頭が次のように書かれている。

いつも、目の前に父の大好きな背中があった。父は人間国宝・和泉元秀氏(享年57)。

 ちゃんと調べろ,マスコミ。これってすぐに分かることだろう。件のページの書き手がこの記事を読んでいたとしたら,マスコミ批判している人間がマスコミの報道を鵜呑みにしていたということになる。皮肉なものだ。しかし,いくらスポーツ紙だからといって,ヨイショインタビューだからといって,間違いを書いてはいかんよなあ。なぜこういう間違いをしたのか? 和泉宗家がそう申告したなら明らかな嘘吐きだということになるが,記者が「重要無形文化財保持者」を勝手に人間国宝だと思い込んだとしたらうかつすぎる。紛らわしいけどね。当時からこの一家はこんな感じだったのだろう。


 別に私は故・元秀師を貶める気はない。結局人間国宝にはなれなかったが,それは芸云々という以前に残念ながら長生き出来なかったからである。少なくともあと20年生きたら,和泉宗家も今とは相当違ったものになっただろうと思う。

| | Comments (19) | TrackBack (0)

2007.07.20

パーヴォ・ヤルヴィ指揮・ドイツカンマーフィルハーモニー管弦楽団公演(7月16日)

[][] 最近,非常に評価の高いドイツカンマーフィルハーモニー管弦楽団を聴きに行った。去年の公演は残念ながら行けなくてとても後悔した。今回は初日のオペラシティのコンサートに行くことにしたというか,この時期は他の日に行けそうにない。

 16日のプログラムは以下のとおり。

「プロメテウスの創造物」序曲
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
交響曲第3番「英雄」

 ドイツカンマーフィルは編成が小さい。しかしこの小さい編成によって,それぞれの音が引き立ち,それぞれの旋律のやり取りがよく分かる。弦の音は硬質で引き締まっていると思った。しかし,オペラシティの大ホールでは少し辛いかもしれない。普通の編成のオケでもそうだけど,特にあの2階正面は音が遠い。オペラシティは1階の前の方か2階のサイド舞台近くが良い。
 「プロメテウス」から適度な緊張感があり,いいコンサートの予感がする。が,なんとなく客が変。ずーっとビニールをがさがさしてるオバサンとか挙動不審なオジサンとかいる。これはソリスト目当てに来た客なのかもしれない。
 次のヴァイオリンコンチェルトのソリストは諏訪内晶子。えーと,技術的には最高です。難曲をさらさらと弾いていきます。めちゃめちゃいい楽器使ってます。天下のストラディヴァリウスだもの。素晴らしい音色がホールに響き渡ります。適度に情感もあります。しかも,とっても美人です。
 いいんじゃないでしょうか。今後私は彼女目当てにコンサートのチケットを取ることはないだろうけど,あまり癖がないからそこそこの満足感はあるし,あまり外れはなさそうだし,「諏訪内聴いた」って自慢もできるし。歌舞伎に喩えると「玉三郎よりも福助が好き」という人間の趣味なので,まあそういうことで。
 最後は「英雄」。前の方で弦の音について言及したが,実はこのオケは管がめちゃめちゃうまい。あと,ヤルヴィの指揮について何も書いてなかったが,繰り返しでも少しずつ変化をつけるなど,さまざまな工夫はしていた。楽章の間もあまり間をあけず,連続性を持たせることで,独特の緊迫感を生んでいたが,少し疲れた(笑) でも,ヤルヴィは本当にすごい指揮者ですよ。N響はちゃんと押さえとけば良かったのにね。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

2007.07.18

「ヤンキー」票はどこへ行く

 前にpokoponのお兄さんが,アホは有効かというエントリを書いた。坂田利夫が万が一選挙に出た場合,「アホ」とだけ書かれた票はどうなるのか,選挙管理委員会はどう判断するのかといった選挙の問題を取り上げたエントリである。それに対して,「神」と書かれた票は唯一神の票になったというコメントがつけられた。いい話である。
 まあ,「神」の票は選挙の大勢にそう影響しないから(唯一神が地獄の業火に投げ込む人数は変動するが)いいとして,今回の選挙,「こう書かれたらどうなるのか」という疑問が湧いてくる候補者揃いである。

・ヤンキー
・レズ
・弁護士
・大統領
・レッスンプロ
・元野球選手
・ヒゲ
・ミュージシャン
・秀吉
・発明家

 あ,秀吉はいいのか。全て,敢えて実名は挙げないが,このように書かれた場合にどうなるのかが気になる。気になるけど,自分で書いて確かめる気はしない。このうちのいくつかは大勢に影響しないが,大きく影響しそうなものも少なからず存在する。まあ,いろんな意味で見物であるな。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2007.07.06

ネタは(BlogPet)

ネタは「ハワイの雪」
の方が良かったが,とにかくキョン師自身も,すごいと思ったが,入船亭扇辰師と柳家花緑師だが,残念ながら欠席


*このエントリは、ブログペットの「コミヤマ」が書きました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.07.02

ココログで元彌ちゃんをココセレブにしてはどうだろう

[] 和泉元彌のオフィシャルサイトBlue Heavenが復活したはいいが,どうも運営方針がはっきりしない。以前に書いたエントリのコメ欄で,「掲示板に書き込んでみたところ,一応本人読んでいるらしいけど,滅多にレスがつかなくて変な感じ」という砂野氏のコメントがあった。確かに,荒らしコメントは消しているようだが,応援メッセージにすら返答がない。また,google八分にされているらしく,「和泉元彌」で検索するとWikipediaのページが1位となる。あれは本人達には不都合ではないのか?
 
 この間,ドメイン更新が出来なくて大騒ぎしていた時に,ちょっと思ったのだが,ブログにしてはどうだろうか? 報道によれば,元彌ちゃん,自分の日記を「ブログ」って呼んでたらしいけど,あれブログじゃないから。あんなJAVA使っていちいちクリックしてページ移動するの,ブログじゃないから。今度は本当のブログをやってみたらどうだろう。
 あのサイトの内容は,プロフィール紹介,公演紹介,応援メッセージ,メールの受付,日記,写真である。それくらいなら,ぜーんぶブログで出来る。ブログにすると全部「エントリ」単位になるから,検索にもひっかかりやすくなる。今のあの構成だと,ソースに本文が載らないから,検索にひっかかりにくい。まあ,検索にひっかかって欲しいかどうかは別だけど。キャッシュも残っちゃうしね。
 携帯からの更新や閲覧も可能である。携帯持ってるのかどうか知らないけど……。この御時世,携帯でアクセスする人が多いから,結構なメリットとなる。
 ブログの方がおそらく見やすい。間違ってYah00 Blogとか使わないで欲しいが,読者が必要な情報を探しやすくなるだろう。
 メッセージの管理が楽になる。今のあのBBSでは誰がいつどこにコメントつけたのかが分かりにくい。荒らしコメントにも対処しにくい。ブログなら,エントリに対してコメントをつけるから,どこに誰がコメントつけたのか(特に,本人がどこでコメントしたのか)分かりやすい。もちろんスパムや荒らしはあるんだけど,大概のブログサービスではブログ主が認証したコメントだけ載せることも出来る。トラックバックなんかは面倒だったら閉じてもいい。あとはメールフォームでも置いとけばいい。写真だってばんばん載せられる。更に,ブログの方がかなり安い。タダでも出来る。SEOもばっちりよ。ほら,いいことずくめではないか。ついでにアフィリエイトで小銭も稼げるかもしれない。うまくいけば「ブログの王様」として書籍化も出来るかもしれない。おお,夢のようではないか。


 ということで,ココログには,今すぐココセレブとして和泉元彌を招待してもらいたい。パリス・ヒルトンだってセレブなんだから和泉元彌だって十分セレブだ。
 
 ニフティさん,前に

亀田兄弟

を全面応援してましたよね。私は忘れてないですよ。亀田兄弟と和泉宗家って似てるじゃないですか。裏にヤバイ人ついてるとか,ジサクジエンとか。亀田を応援して元彌ちゃんを応援しないって法はないでしょう。

| | Comments (25) | TrackBack (1)

« June 2007 | Main | August 2007 »