和泉元彌の声を聞いてみよう(その2・沖縄編)
[和泉元彌][和泉節子] さてこちらのエントリでは「沖縄公演」をめぐる和泉元彌の言説を取り上げてみよう。まずは3月30日の日記から。
3月30日 予定通り
色々な情報が交錯する中、予定通り石垣入りをしました。 羽田空港から、3班ほどのカメラクルーが、そして石垣空港には更に5台ほど追加され早速ゲリラ取材が・・・ 2便からレポーターさんが合流したのか人々は更に増え、危険の無いように、条件を出してルールを決めたものの、抜け駆けをした班が通行を止めてまでの取材攻勢。本当に危険で一般の皆様に大変ご迷惑をお掛けしていました。 さて、そもそもこの地で出の公演はあくまで普及公演で、採算が取れることを見込んでの商業ベースの公演ではありませんでした。とはいっても、和泉流宗家の普及公演というものは基本スタンスがそれなのですが・・・。マシテ、石垣島は、聞くところによると島民の8割が何かしらの芸能に触れていて、島内では催し物もとても多く、芸能はお金を払ってみるものという意識が薄いのだそうです。それから考えると第1回公演の動員数は島の皆様にとって驚きだったそうです。 この、石垣島での公演が始まったきっかけは、今回の副題にもなっております一年前になくなられた「仲里廣文氏」と母の出会いからでした。 母が珍しく、気取りに言ってくるといって石垣島に赴いたのが5年前。土産物屋で母がふと、「島の芸能に触れるにはどこに言ったらいいですか」と尋ねたのが仲里氏だったのです。そのひはちょうど「とぅばらま(島歌)」の大会が催されており、お勧めの通りお邪魔して、母は壇上に迎え上げられるほど歓迎されたのでした。そして、「石垣島では、狂言を見たことが無い」といわれ、今の時代に狂言の普及を勤めのひとつとしているわれわれは、すぐに「第1回石垣島狂言の会」を企画したのです。仲里氏のお引き回しに、多くの島民の方も応援してくださり無事終了したところで、今回話題に上られた「比屋根氏」がきょんぎんと言う芸能の復興を依頼されたのでした。600年の歴史を持つ狂言は400年前に琉球にまでわたりそれぞれの土地に密着した形で、独自の発展を遂げ今にその姿を伝えていました。が、若い人を中心に、島民であっても「きょんぎん」の存在すら知らない人が増えてしまった。と・・・子供が瀕死の時、親が何もせずにはいられない。人の手から手へ、心から心へ受け継がれてきたのが伝統芸能。「きょんぎん」の最後の演者といわれる2名のうちの1名「比屋根勇氏」のお元気なうちに、力を貸して欲しいといわれ、伝統芸能を守るもの同志手を携えあわなければと4桁ほどの実費を持ち出しで、島に渡っては、勉強・研究・交流をして啓発・普及のきっかけになるようコラボレーション狂言を作り上げたのが3年前。一昨年には「きょんぎん復興プロジェクト」と銘打ち、第2回石垣島狂言の会・第1回沖縄狂言の会を皮切りに、全国6都市、北は北海道札幌まで、普及の公演を行ったのでした。今回の報道のように、利害や計算で行ったようないわれ方は、あまりにも失礼で、狂言600年+きょんぎん400年=延べ1000年の人々の守ろう・伝えようという心が積み重なって出来上がった作品を、軽視し、汚すような報道は、芸能に従事する人間として見過ごすことは出来ない言われようです。 さて、今回のお囃子は第1回公演のころから狂言に理解を示し応援をしてくださっていた「宮良長久氏」を中心に一周忌追善公演と銘を打たせていただいた仲里氏の甥にあたる方にもご出演を頂きました。この騒動に懲りず、石垣の皆様、これからも変わらぬ暖かい交流をさせていただければ、嬉しいです。 また今回は比屋根氏のもとに、母が仮チラシを持ってご挨拶に伺いましたが、ご親族での追善公演を終えられていないと後日ご連絡をいただきましたので、追善の表記をはずさせていただきましたが、先人に対する感謝・報恩の意は変わらず舞台を勤めさせていただきました。またの機会に喪も明けられて御一緒できる舞台を、皆様にもお目に掛けたいと思います。
「母が珍しく気取りに言ってくる」というのが意味不明だが,とにかく5年くらい前から石垣島きょんぎんとのコラボ企画はずっとあったようだ。確かに2004年に「きょうげん&きょんぎんツアー」というのが行なわれている。東京ではセルリアンタワーと国立能楽堂で公演が行なわれたようだ。「4桁ほどの持ち出し」というのは,1000円なのか1000万なのかわからんが。多分後者なんだろう。芸能だもの。でも,「持ち出しでやってる」と書くのはちょっと卑しい感じがする。とにかく,「狂言600年+きょんぎん400年=延べ1000年」という計算はどうかと思うが,「採算ではない」ことを強調したいらしい。それにしても,レトリックがセッチーっぽい。
ちなみに八重島観光情報ねっとを見ると,「重要無形文化財保持者 比屋根勇氏・仲里廣文氏 一周忌追善公演」と書いてあるんだが,遺族の許可なく勝手に載せたんだろうか。勝手に追善公演をしてはまずいだろう。
3月31日 ワイドショーを信じては
自分の経験でも分かっていたはずなのに、ワイドショーを見ては・・・「まさか僕は招かれざる客?」なんて一瞬でも思ってしまったことが、申し訳なく・情けなく・ すべてが嘘とはいえませんが、全国に向けて放送をしているのだから間違いは無い、はず。と思うのは大間違い。 実際当事者間では問題になっていないことも、マスコミは騒動として盛り上げないとお仕事にはならないようで、ホール関係者も「何度も同じ事を聞かれ、最後に投げやりに答えたようなことだけ使われて・・・・」とマスコミ被害に困惑されていました。 まして、島の皆様は、純粋・素朴な方ばかりです。羽田でも、島に着てからも何度も聞かれて嫌気がさした質問に「石垣公演は大丈夫ですか」「公演はやられますか」というのがあります。僕たちは1度も、「出来ないかもしれない」とか「石垣にいけないかもしれない」なんていったことは無いのですよ。会館の人もこちらの担当には、「問題ありません」といっていただけたわけですし。 自分たちは、狂言の公演を只の1度もおろそかにしたことも思ったこともありません。数年前の報道で、そういったイメージをつけられてしまいましたが。本当の自分たちは、狂言を1番大切に思っています。そのために生まれた時から厳しく育てられ、育ってきたのです。そうでなければ、狂言や、その伝統を守るためにあれだけこだわり、損得考えず、格好悪く言われてもがむしゃらにがんばっては来れないでしょう。 だからこそ、今回、自分たちの仕事にするために、僕たちの大切な狂言を、大切な公演を、道具として・騒動として盛り上げ、大切なお客様を惑わせたメデイアの人達を許せません。 このような状況下においても、会場に足を運んでいただけたお客様に「どうして、身に来たのですか」「どこで切符を買ったのですか」などなど色々と質問を投げかけ、中には館長に苦情を言って「怖いからかえる」というお客様もいらしたそうです。数少ないお客様を・・・。・・・島の人は、信じた方も大勢いらしたそうです。「来ない。」という報道を・・・。ドタキャンなんて、冗談でも言って欲しくない。どれだけの年月を掛けて、芸を・舞台を作り上げていると思っているのだろう。ワイドショーの、餌にされるようなものではないのです。世のなkの誰も、そんなものになるために勤めている人はいないでしょう?
(中略)
ホテルの前で、前に回り込もうとしたカメラマンに、足を引掛けられ、激痛が・・・それでもフラッシュがやまず、カメラも回り続け・・・さすがに堪忍袋の緒が!!・・・弟子の一人が「先生、ここは・・・とりあえず・・・お願いします。ホテルの中へ。」意見をする事を許されない弟子が、必死の形相で止めてくれた。エレベーターに乗ったものの悔しくて・・・でも弟子にはお礼を言いました「有難う。よくとめてくれた。」と、「よく我慢していただけました。」って、皆悔しい思いや、緊張でこわばった顔をしていた。 背負っているものがある。いろんな勇気がある。と、つくづく考えさせられた。 そんな事故が起きたことを、現場の皆も知っている。そして、上から注文を出すだけの人間も、その映像は見ているはず、でも、自分たちの構成上いらない映像として、きっと放送はされない。 その前の、会場出口の「いたい、痛い」は使われるだろう。タクシーの乗り口を塞ぐカメラマンはいかがなものでしょう。思わずどいてくださいとカメラ前に手を覆ってしまった。進行方向にカメラが立ちふさがれば衝突もするでしょう。でも、それだけを見て嘘っぽく言われても・・・後悔。・・・しかし、その後も、運転席のドアを封鎖、運転手さんが乗らなければ、そりゃあ出発できないはな〜。か、賢い。その間、窓ガラスはゾンビ状態。それでも、嫌な顔を撮られたくないためにがんばったのです。・・・・これだけ感情殺してたら。俺、ボケるわ!!
視聴率を稼ぐため?利益だけを追求した結果?現場は無法地帯。「われが、われが」の押し合いへしあいではいい仕事とは言えないのではないでしょうか?大きな傘に入っていないと、何でもやれてしまう。そして、人の話を真っ直ぐから聞かない。本当にお茶の間では、そんなことを求めているのでしょうか。公然と弱いものいじめをしていることを楽しんでみていられるのでしょうか?そしてその報道姿勢を見て育つ子供は、物事をどうやって見、人々とどうふれあい、真実をどう見極めるることができる人間になっていくのでしょうか? いじめ問題の時には、そんなことするものじゃないと、加害少年たちを批判していたコメンテーターも、真実を見極めるすべも無く、編集を加えられた映像だけを放送中にその場で見た限りで、知ったもの顔でコメントをされていますがね〜。お茶の間の皆様と、持っている情報量は同じなのだから、それなりのコメントにしていただきたい物です。 自分が、正当な批判をされた部分は真摯に受け止め、その上で、画面には映らない真実の部分を書かせていただき、意見を書かせていただきました。
誤変換は原文ママ。(中略)も原文ママ。だから普通に現地で売ればいいのに,なぜ売らないのか。なぜ和泉家の電話だけが窓口なのか。狂言に限らず,いろんな興業において,大阪で行われる公演のチケットが東京でしか売ってなかったとしたら,「大丈夫なのか?」と思うものじゃないか。例えば,「なんばグランド花月」のチケットが東京でしか売ってなかったとしたらおかしいだろう。
「意見をする事を許されない弟子が、必死の形相で止めてくれた。エレベーターに乗ったものの悔しくて・・・でも弟子にはお礼を言いました」とあるが,これは美談なのか。よくできたお弟子だとは思うが。
ところで,(中略)ってなんだろう? どこかに別に書いたものを再掲載しているのか,それとも。
4月1日 ひどすぎる!!
人は自分の顔や姿を出さないと、責任を感じません。それは自分の姿を消していれば、責任を問われないからでしょうか?
姉は、数人の男性カメラマンとカートとの板ばさみになり、数箇所のあざを作りました。結局カートが倒れるほどにまで押されたのです。当然そんな映像はどこも流していません。けれどもどのカメラにもその現実は映っているはずです、その後もカメラは回り続け、姉は一人で倒れたカートから落ちた荷物を拾っていました。
「公演は行われるのか!?」等とありもしない騒動を作ったうえに、演者に怪我をさせていては・・・。今後は互いにこういった事故がないように気をつけましょう。取材現場は時として興奮状態となり「われがわれが」の競争で大変危険です。それは上からの指示なのか、にんじんが吊り下げられているのかは知りませんが、怪我をしては何の得にもならないはずです。 おかげさまで公演はつつがなく終わり、大勢のお客様からの拍手に改めて感動し、「沖縄にも応援団がいることを、知ってもらいたい。」と、多くの方々が励ましてくださいました。 そして、コラボレーション狂言の凱旋公演も大好評を頂きました。子供たちも沖縄発公演となりましたが、未来につながる伝統の姿に皆様多くの拍手を頂戴いたしました。本当に有難うございました。
そして、国立劇場関係者の皆様、マスコミ対応など色々とお手間をお掛けいたしましたのに本当に本当に暖かい情をもってお迎えいただき有難うございました。
私は割とこの日記(ブログにあらず)をチェックしているが,これらの文章はいっぺんにアップされている。文章のトーンや内容からして,日記のように毎日書いたものではなく,一回に書かれたものを分割して掲載しているように見える。誰かが「ちゃんとソウケとしての見解を述べるように」とアドバイスしたので,こういう文章を掲載したのかも知れない。
また,(一応これでも)誰か文章をチェックしているように思われる。多分セッチーかなあ。ところどころで「セッチー・ロジック」(常人にはあまり理解できない)が炸裂している。あの相談役が噛んでいるかどうかは不明。「元彌が原稿を書く→セッチーがチェック→誰か(本人かもしれないが)がアップ」という手続きを取っているのではないか。このサイト自体はjava使ったりして結構凝っているのだが,日記の文章をアップする人がそのサイト作成者かどうかは分からない。何しろ誤変換が多いから。
さて,これだけの騒動だが,今後どうすればいいのか。セッチーはともかくも和泉元彌自体はあまりプロレス能力はなさそうである。こういう風に文章で書かれると,「リアクション芸」としても受け取りにくいし,大体もうマスコミもプロレスラーとして認めてないみたいだ。
和泉宗家が望むように,もう一切取材するのはやめたらどうだろうか? そうだ,家族だって大変なんだ。おちおち生活できないじゃないか。かわいそうじゃないか。だから,たとえセッチーや元彌がマスコミに公演の売り込みに来ても,「うち取材料払えないんでー,他行ってもらえますか?」と言って全部断れ。彼らがもし人助けをしたり災害時に多額の義援金を寄付したとしても(ありえないけど),全く取り上げるな。どうしてもニュースにしなければならない時は,
「自称狂言宗家の男性(32)」
と匿名で報道すればいい。イニシャルトークですら,してやらない。写真や映像は勿論すべてモザイク入り(それか目に黒線で)。テレビに普通に出ている時もそうすればいい。
みなさん,和泉宗家のプライバシーを全力で守りませう!
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Tracked on 2007.04.07 at 11:36 PM





Comments
ぜんぶ相談役の作文のような気もします。
実質に対して字数がむやみに多いのもマルチ系を
思わせます。ありふれた詭弁の場合は詭弁のみで
短いのが普通です。
この種の長大作文は頭脳がソレ用になっちゃってる人が
書くもので、モトヤくんがソレだったら
ふだんからたくさん発言していそう。
セッチーと相談役はルイトモのようですが
セッチーの長広舌も相談役の作文の可能性がありますね。
私は最近安部公房の「箱男」を読み返して解いたんですが
彼らは箱ソウケなのかもしれまん。
Posted by: 砂野 | 2007.04.07 at 08:04 PM
相談役が全面的に作ったにしてはどうも文章が下手すぎるような気がするんですよ。でも,よくある小学生の作文みたいに,「ここまでは本人が書いたけど,この辺は親が手を入れたな」というニホイはしますね。あ,元原稿は相談役が書いて,それに元彌が元彌テイストを入れている感じだ。
「モトヤくんがソレだったらふだんからたくさん発言していそう。」ってのは鋭い指摘です。普段の日記はこんな長文じゃないんですよ。写真だけとか,文章があっても4,5行で終ってるとかそういう感じなんで,余計違和感がありますね。
セッチーの弁舌も確かに相談役が噛んでいる可能性はありますが,昔からやたらと喋る人なので,かなり彼女なりのアドリブを入れているはずです。251番の狂言を演じられるはずのモトヤ君は,長い台詞が覚えられないから言えないのかもしれません。橋田ファミリーに鍛えてもらった方がいいのでしょうか。
Posted by: コバヤシ | 2007.04.07 at 09:21 PM