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2006.07.01

メトロポリタンオペラ「ワルキューレ」(6月18日)

[][][] 指揮予定だったレヴァインが怪我で降板し、代役がエッシェンバッハになるというニュースに若干落ち込みつつも(エッシェンバッハ&フィラデルフィアにものすごく落胆したため)、行って参りました。結論から言うと、すごく良かったですよ。NHKホール3階という悪条件ではありましたが、さすがメト! 今回の演出はこれで最後のようですが、セット、照明ともに美しいです。そのまんまでひねりがないといえばないんですが。
 特に素晴らしいのが歌手。ドミンゴは……お年のせいか声量が……。オケは明らかにドミンゴの部分は音を抑えているし、拡声器も思いっきり使っているのですがそれでもあのホールでは辛い。ただ、声の艶は流石です。もう彼がオペラを日本で演じるのも最後かもしれませんね。
 圧巻だったのがやはりヴォータン役のモリスとブリュンヒルデ役のポラスキ。特にポラスキは、3階でみる限りは娘に見える(笑)し、天真爛漫でかつ聡明な娘の心の揺れの表現が素晴らしい。そしてモリスは、言うことないでしょう。第3幕なんて殆ど二人だけで話が進むのですが、それなのにあんなに劇的に、かつ「リング」の話の1つとして今後の破滅的な展開を予測させるというのはさすがだよなあ。
 なお、心配されたエッシェンバッハの指揮ですが、普通に良かったです(笑) ちょっともっさりした感じだったけど、オケがうまいし。レヴァインの方がそりゃあいいけどね。評判が良い「椿姫」もみたくなったけど、今月はもうお金も時間もない……、残念。

 いちばんガッカリしたのはNHKホールの構造ですね(笑) コーヒー買うだけで20分かかるというのはどうだろう。買っちゃいけないんだろうけど。あと、第3幕で、幕開いてるのに前の客がケータイ打ってたのもどうだろう。「今オペラ来ててー」とか打ってんの。偉くも何ともないぞ、そんなの。

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